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Vol.25 手根管症候群

 今回は指の痺れや痛みについてです。

指の痺れや痛みの症状が出る手根管症候群について詳しく説明していきたいと思います。

 

手根管症候群とは…

手根管内における正中神経の圧迫位麻痺で、最も頻度の高い絞扼性神経障害です。

 

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 ビジブル・ボディの提供による画像

 

 

手根管症候群の原因は?

屈筋腱腱鞘炎、手の過度の使用、血液透析後のアミロイドの沈着、妊娠などによる全身浮腫、橈骨や手根骨骨折後の変形、ガングリオンなどの腫瘤形成などが発症の原因となります。

 

手根管症候群ってどんな症状?

橈側指の痛みや痺れ、時に母指の脱力がおきる事があります。

痛みや痺れは、夜間あるいは明け方に強く出現する傾向があります。

 

手根管症候群ってどうやって判断するの?

整骨院では問診・触診・検査などで判断します。

麻痺の初見、正中神経の圧迫部分を皮膚の上から叩くことにより放散痛が出現するかどうか(ティネル兆候)、手関節屈曲テスト(フェイルンテスト)による症状の増強などで判断します。

 

手根管症候群の施術は?

軽症あるいは中等度の場合は手首を中間位で安静を維持するためにサポーターなどで固定させていただきます。

保存療法での施術に症状が回旋しない場合は整形外科に紹介させていただきます。

 

最後に…

今回は手根管症候群についてでしたが、指の痺れや痛みはこれだけではありません。

痺れの場合は頸椎が原因となっている場合が多く、専門に診ていただく必要があります。

なかなか良くならない指の痺れや痛みはお近くの整形外科の受診か、整骨院で診てもらってください。

スポーツをしている方は痛みがあるとパフォーマンスの低下につながりますのでなるべく早めの受診をお勧めします。